グアノ資材の概要

グアノ資材とは?

[グアノ資材の背景]

 グアノとは化石化した有機質肥料資源で、海鳥由来のものとコウモリ由来のものがあります。一般的に知られているグアノは海鳥由来のものです。グアノ資材は古くから肥料として農業の分野で使われていました。もともとは海鳥の糞などの堆積物の事を指していましたが、コウモリの糞などの堆積物が発見され、こちらも肥料として有効活用できると知られた以降は、「海鳥グアノ」と「バットグアノ」に区別されるようになりました。

 またグアノ資材は海鳥由来とコウモリ由来という違いの他に、堆積地域や堆積年数により肥料としての含有成分が異なることから、窒素質とリン酸質とに区別されます。前者の場合、窒素成分が雨などで流出せずに多く残っている為、降水量が少なく乾燥した地域で産出されます。後者の場合、窒素成分が長年の降雨によって流出し、リン酸成分のみが濃縮される為、降水量の多い地域で産出されます。また、コウモリ由来の場合は洞窟内で採掘される為、堆積年数が長いほど窒素成分などが分解され、リン酸成分のみが凝縮されます。

 弊社のグアノ資材はコウモリ由来のリン酸質グアノ、「リン酸質バットグアノ」になります。「リン酸質バットグアノ」には良質なリン酸と腐植酸(フミン酸)が多く含まれているので、天然の有機質肥料として有用な資材となります。

[グアノ資材の特徴]

 「リン酸質バットグアノ」の特徴は良質な天然由来の有機質リン酸と腐植酸の含有率が高いことにあります。このリン酸成分は、コウモリの死骸や排泄物などが、洞窟内で数百年間堆積している間に完全に醗酵、凝縮したものです。腐植酸も同じくコウモリの死骸などが洞窟内で数百年間堆積している間に腐植、風化して生じた天然成分です。また、無臭の為、周辺住人に不快感を与える心配もなく、家庭菜園や室内でも安心してご使用いただけます。

 これらの天然成分が多く含まれているグアノ資材は安心・安全で良質な作物の生産に最適な有機質肥料です。 グアノ資材に含まれている天然成分の特徴は下記の通りです。

■有機質リン酸成分

 「リン酸質バットグアノ」は天然由来の有機質肥料ですので、化成肥料と比べると、採掘場所や地域、地層によって含有率が多少変動しますが、平均で25%前後と多くのリン酸成分が含まれております。その半分以上は作物が吸収出来る形態のく溶性リン酸です。

 速効性のある水溶性のものと比べ、グアノ資材に含まれているく溶性(クエン酸溶解性)リン酸は植物の根から分泌される根酸というクエン酸に溶ける事によって吸収される緩効性の成分です。緩効性の肥料は作物の生長に合わせてゆっくりと長く効くので、多めに施肥をしても肥料やけを起こしにくく、肥料切れも起こりにくいので、追肥などの施肥回数を抑えることができます。また、雨などによる成分の流出も少ないので、連作障害を防ぎ環境にも優しいという特徴があります。元肥としてお使い頂くと効果的で、長期間、持続的に根毛から効率良く作物に吸収されます。

■腐植酸(フミン酸)

 リン酸成分は肥料三要素の中で最も吸収効率の低い要素です。場合によっては施肥量の多くが有効吸収されず、難溶性という形態の無効状態で土壌に残留するか、肥効領域外に流出する事もあります。その原因の一つとして土壌中に含まれる様々な金属成分と結合してしまい、土壌に固定化され作物が吸収出来ない形になってしまうということにあります。

 この固定化を防ぐことによって吸収効率(肥料効果)が大幅に向上します。腐植酸(フミン酸)はリン酸成分よりも先に土壌中の金属成分と反応し、固定化を阻止する重要な役割を果たしています。

 腐植酸(フミン酸)は、動植物の遺体が土壌中の微生物によって分解・重合を繰り返して生成される有機化合物です。アルカリに溶け、酸に溶けないという性質を持ちます。リン酸の固定化を防ぐ以外にも、土壌の保肥力の向上や根張りの増進、塩類濃度障害の軽減など、土壌微生物の増殖を活発にし、団粒化を促進させ、土壌環境を整え、肥効を高めるといった効果が期待されます。


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